ノベルティは即日発送してもらうことが可能なのか

1日でも早くノベルティを手配しなければならないというときには、発注をしたら余計な手続きをすることなく即日発送してくれると良いのにと思うでしょう。

このような迅速な対応をしてもらうことは可能なのでしょうか。ノベルティ販売を行っている業者がどのようなサービスをしているのかを理解し、困ったときに上手に活用できるようになりましょう。

即日発送に対応する業者もある

結論から言えばノベルティの販売業者の中には即日発送に対応している業者もあります。その業者に相談すれば、本当に明日にもノベルティグッズを揃えなければならないというときにも何とかできる可能性があるでしょう。

業者によって経営方針には違いがあるので、どの業者でも対応してくれるわけではありません。むしろ即日発送というスピーディーな対応をしてくれるノベルティ販売業者はあまり多くはないのが現状で、地域によっては近くの業者では対応していないということもあります。

実際に手元に届くには発送してから一日か二日がかかってしまう場合が多く、距離が遠い場合には二日かかってしまうと覚悟しておかなければならないでしょう。

在庫があるのが前提条件になる

即日発送に対応している業者でも、どのアイテムをノベルティに選んだとしても対応してくれるというわけではありません。即日発送をするには在庫がなければならないからです。どのようなアイテムであっても製造から始めるとなると少なくとも数日はかかってしまいます。

必要数の在庫が揃っているのが前提条件で即日発送してくれるということは念頭に置いておいた方が良いでしょう。あまり在庫を抱えていないようなアイテムを数万という単位で発注しようとすると、どこも納品できないと答えられてしまう可能性が高いのです。

ただ、あるノベルティ販売業者に問い合わせてみてダメだと言われたとしても、他の業者にも聞いてみる意味はあります。在庫がどれだけあるかは業者によって異なるからです。自社倉庫に抱えている分に加えて、メーカー在庫まですぐに出せるように手はずが整えられていることもあるでしょう。

メーカー在庫まで手を出せる業者であればかなりの数を確保できると考えられます。また、若干足りないというくらいであれば、複数の業者から取り寄せるという方法も合理的でしょう。各業者が自社倉庫で抱えているものを出してくれればかなりの数を確保できるようになるからです。

メーカー在庫だけでなく各社の在庫がどれだけあるかも発注数が多いときには確認しておきましょう。

即日発送が可能な時間が決まっていることが多い

即日発送で対応してもらいたいというときにはできるだけ早い時間帯に連絡を入れるのが大切です。即日発送可能な時間が明確に決まっていることが多く、朝の10時まで、昼まで、14時までといった形が典型的になっています。

それ以降になると翌日発送になってしまうので、できるだけ早く発注プロセスを終えることが重要です。会社によっては業者から見積もりを取得し、上司の決済を受けなければ発注できないということもあるでしょう。金額によっては稟議に上げなければならないケースもあります。

そのような場合にはいかに社内の手続きを早く進められるかが重要なので、いざというときのためにどんな流れで手続きを進めなければならないかを把握しておくのが大切です。

仕様変更は基本的に不可能

即日発送をしてもらうときにはただ在庫があれば良いというわけではありません。その在庫をそのまま発送できるというのが条件として付けられていることが多く、基本的には仕様変更ができないと覚えておきましょう。パッケージなども既存の最も早くできるものでしか対応してくれない場合がほとんどで、オプションについては選べないものが大半だと考えておかなければなりません。

あくまで早急に手に入れたいときに仕方ないから即日発送で対応してもらうというスタンスでいた方が良いのです。

名入れには対応してくれるのか

ノベルティにはせめて名入れをしたいというのももっともなことでしょう。名入れができるかどうかはケースバイケースで、ロット数が少なくて対応にあまり時間がかからないものであれば名入れをしてくれます。

例えば、ポケットティッシュをノベルティとして1000個用意したいという場合ならかなりの業者が対応してくれるでしょう。

ポケットティッシュに名入れをするときには、基本的には小さな紙にプリントしてティッシュの袋に差し込むだけだからです。印刷したい名入れのデザインが決まっていれば、プリントするのには数分しかかかりません。それを差し込んで発送すれば良いと考えると数千個程度なら十分に対応できるでしょう。

一方、トートバッグに名入れをしたいということになるとロット数がかなり少なくないと対応できません。インクジェット方式でプリントできる業者なら数千という単位で対応してくれる可能性がありますが、ワッペンで名入れをしたり、刺繍をしたりする場合には数十という数が限界になるでしょう。

紙袋になるとさらに深刻で、印刷してから組み立てなければならないので生産できる量には限りがあります。このように生産の途中で名入れをしなければならないものは即日発送をしてくれない場合が多いのが実態です。せいぜい数十個しか作ってもらえないため、本当に必要なら複数の業者に同時に依頼して手配することが必要でしょう。

即日納品にも対応してもらえるのか

ノベルティの発注を前日まで忘れていたり、イベントの来客数があまりにも多くて明日の分がなくなってしまったりする場合もあります。その場合には即日発送では間に合わないので、即日納品をして欲しいということになるでしょう。

そのような迅速な対応をしてくれる業者はあまりありませんが、その日のうちに手に入れられる可能性はあるので諦めてはなりません。自社で配送するシステムを作り上げているノベルティ販売業者もあります。また、店舗があるケースでは倉庫から店舗へ運んできてくれて、その店舗まで取りに行けば即日納品をしてくれるということもあるでしょう。

このような即日納品が可能かは業者に直接問い合わせてみなければわかりません。倉庫から集めればすぐに出せるという場合でも、トラックなどが手配できなければ対応不可能だからです。本当に今日中に納品してもらわなければ困るというときには、できるだけ多くの業者に問い合わせて対応してくれるかどうかを聞いてみましょう。

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